しろにとっては難しい

食と旅行と夏山雪山。たまにゲームとか漫画とか

宇宙兄弟

Amazonまとめ買いセールで28巻まで大人買い

くぅ。

しびれる面白さ。

そして度々泣ける。

 

子供の時に出会えたら、などと今更負け惜しみのように言ってもカッコ悪いだけであるが、子供の頃こういう漫画に出会えてたらよかったとしみじみ思える。

 

いろんな葛藤の中で自分の夢に向かって生きていく姿が清々しい。大人の自分も励まされる素敵な作品だ。

 

そして、もとつくば市民としては、子供の頃から慣れ親しんだ(というか日常の風景の中にあった)宇宙センターが出てきて嬉しい。

日本の宇宙開発の最先端に挑む人々のほんと近くにいたのだなぁ。

そういえば見学コースリューアルしてからまだ行ってないから、久しぶりに見学申し込んでみようかな。

 

 

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『シドニアの騎士』

2016年夏・自分主催SF漫画祭りも佳境に入って参りました。ここで満を持して『シドニアの騎士』の登場です!

 

播種船シドニアをガウナの脅威から守るため日々戦場に赴く衛人というロボットの操縦士達。

先に読んだ『BIOMEGA』『BLAME!』のダークでハードな世界観とは打って変わって、爽やかというか読みやすい雰囲気である。

とはいえ丹念に描き込まれたシドニアの街中の様子は安心のクオリティだし、建物や風景などちょっとノスタルジックな趣きもあって見ていて楽しい。

もちろん主人公の谷風長道が操縦するロボット『衛人』の造形もカッコいい。掌位した時の連結した状態は、なるほどーと思わず唸ってしまった。

日常パートも王道路線でちょっと学園モノみたいなエピソードがあったりしてニヤニヤしてしまう。女子の光合成にばかり出くわしたりとか、長道を意識してる女の子達とシェアハウスしたりとか、うらやまけしからんぞ長道。

女子の中ではつむぎが圧倒的にかわいい。あんなかわいい触手が過去にあっただろうか。長道とつむぎの居住区デートの回すごく良かった。長道の言葉とつむぎの表情にじーんときてほんと泣けた。

 

その後、シドニアとガウナの最後の戦いまで緊迫感ある場面が続き、はらはらしながらも、圧巻の大団円の最終話。

つむぎはあの姿でなくて残念だけど、ハッピーエンドで良かった。

大変満足お腹いっぱい。

アニメも見てみたい。

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『BLAME!』

なんと言葉が見つからない。最後まで読んでたいそう打ちのめされてしまった。

『探索者』霧亥と一緒に辿る道程は、行けども行けども朽ち果てた配管と重なり合うダクト、悪夢のように連なる入り口と階段、その真ん中の空洞と暗渠に満ちた世界だ。たまに塔の頂上、開けた場所に出ても超構造体の門は固く閉ざされ駆除系が待ち構える。永遠に続くかと思われる終わりの無い階層。

何回か繰り返して読んでいると、回を増す毎に台詞ではなく絵のディテールでストーリーが進行していることに気づく。

例えばそれは正体を現したサナカンの硬い外殻の様子であったり、硅素生物の使う空気を切るような鋭い武器の軌跡であったり、駆除系に抗う霧亥の瞳の光彩の色であったり。

息を詰まらせ目を凝らしてコマを辿る。

霧亥は階層を上がって戦いに慣れて行くにつれ、最初は華奢な雰囲気だったのが、目付きの凄みと強靭さを増していく。シボと分かれてからは言葉も減り、ただ鋭い眼差しだけが霧亥を霧亥たらしめているかのようだ。

最終話まで読んでも霧亥が結局どうなったのかは判然としない。ただ無事を祈って息を吐くしかない。

そしてその行く末が気になって、また最初に戻り霧亥とともに探索を始めてしまうのだった。この頃には文字通りすっかりハマっている。

 

アニメ化されると聞いてこの閉塞感をどのように描写するのか興味津々である。

 

 

 

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『BIOMEGA』

iBooksで『EDEN』全巻大人買いしてからSF漫画の果てしない可能性に今更気づいてしまった。

SF漫画のサンプル巡りをしてて気になった『ALL YOU NEED IS KILL』も全2巻読んだのだけどタイムリープものにはあまり食指が動かない。

ならば、弐瓶勉氏の作品はどうだ。今までちょっと横目で眺めて素通りしてたけど、今年の夏はSF漫画祭りなのでいってみよう。

 

で、まずは『BIOMEGA』である。

  

 

うっ。なんというか、悪夢。

ほぼ黒で塗り込められた絵のナイトメア感半端ない。ウィルスに侵された人々=ドローンはまぁ気持ち悪いが、衛生局の巡回査察員がドローンに輪をかけておぞましい雰囲気醸し出してくるのでたびたびクラッとします。

主人公庚造一の乗ってる重厚なバイクやカーダルの装束など硬く鋭い刃のような質感が強調される一方で、ゾンビの如きドローンが逆相写像重合体に取り込まれる時の生々しい肉の対比がこの世界観を作っているといっても過言ではないだろう。ちなみに、この対比は擬音でいうとガギィィーーーンvsグニュルルルゥみたいな感じ。絵面はお察しの通りえぐみ高め。

 

しかし復物主の創造した世界に舞台が移ると少し雰囲気が変わってきて、造一もちょっと人間味増してくる。ヤーを奪われて怒り真骨頂の様子や、ジブリのポニョみたいに小さくてかわいいフニペーロを守りたいという表情が新鮮だ。

んですっかり忘れてたけど熊のコズロフさん。庚班以外で一番親近感覚えるのはあなたです。後半で出てきて超安堵した。生きてて良かった。

 

何回か読み返すうちに目が慣れて行間読めるというかだいぶ内容に付いていけるようになった。これは中毒性あるなぁ〜。

 

次は『BLAME!』にいってみたいと思います。

久々大人買いSF漫画『EDEN』

あかん。どストライクじゃー。

iBooksで3巻まで無料!あらお得と思って何の気無しにダウンロードしてみたら、何これ超絶面白い。文字通り最後までイッキ読みだった。おかげで寝不足である。

 

ウィルスの蔓延とその克服の過程で発展したサイボーグ技術が日常となった近未来。貧富の差や人種・民族間の対立は依然として絶えず、国家や政府にそれを解消する術も無い。虐げられた人々の救いはいったいどこにあるのか。

 

SFをベースに社会問題を絡み合わせていくストーリー展開もさることながら、細部にわたって描き込まれた写実的な絵の雰囲気や生々しく容赦の無い描写など、久しぶりに読み応えのある漫画だった。

 

登場人物の中ではノマドの戦闘員のケンジが断然カッコよくて、近接格闘シーンは何度見ても痺れた。

 

いやー、久々にヒット過ぎてしばらくこの世界観から抜け出せなさそう。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんということだMHP2G for iOS復活してる!

iPhone5時代にやり込んでたのにiOS9の登場とともに動かなくなってしまった悲しみの思い出からどのくらい経ったであろうか。。。

 

おかえりなさい!!!

 

セーブデータ無いから、また最初っからだけどな!!!!

 

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懐かしのマフモフ装備。

3回目だからたぶんだいぶ要領よくいけるであろう。ふふふ。

今回は最近どハマりしたSF漫画EDENのケンジくんに似せてみた。双剣にしようかな。

 

 

寝たまんまヨガ

一時期スタジオヨギーに通っていた。

初心者向けクラスで素晴らしく相性の良い先生がいてお導きが上手な方だった。
お導きとはとんでもなく宗教チックな言い回しだがこれが一番当てはまるのだからしょうがない。
いや、完成されたルーティンという方が正しいだろうか。

毎回のクラスでは呼吸法から始める導入部分があり、その日のテーマに沿った動きがあり、屍のポーズで締めにいたる。
この導入と締めが毎回同じ手順同じセリフで進むのだが毎回聞いても全く飽きることがない。
むしろ不思議な安心感があった。

この先生についていけば、自分らしくヨガに向き合えて自分のペースでいつかは
さらに高度なポーズにも挑戦できるのではと思える唯一の先生だった。
先生の声もまた素敵で、高すぎず低すぎず、耳からすんなり入って体に馴染むような、
柔らかくハリのある声だった。

よっぽど体調悪くない限りこの先生のクラスだけ毎週楽しみに通っていたのだが
残念なことに異動されてしまった。
それ以来スタジオヨギーとは疎遠になっている。
あの先生以外にお導きいただける方がいるだろうか?

というわけで寝たまんまヨガ。
スタジオヨギー監修の寝落ちアプリとして有名だ。無料のやつだと自分には短いので、セールで買ったHealing & Recoveryを毎晩聞いている。
ガイドがあの先生の声だったらいいのになぁと思うけど、
まぁ慣れですな。
毎回、「自分の右手を自覚します」辺りで意識が遠のき、
「さぁ今こそ決意を確認するときです」辺りで意識が戻ってくる。
なんであのタイミングでいつも気がつくのだろう。なんで今こそ決意。サンカルパ。謎だらけ。

ところが先日1回だけ、ずっとやんわり覚醒していて、気づいたら空中浮揚にも似たような
感覚の中にいたことがあった。
まるで自分が人型の風船になったような不思議な感覚で、外と中を隔てるのは自分の皮一枚で
自分の中は空洞というか空間というか宇宙だった。
などと書くと電波感が否めないがこれが一番当てはまるのだからしょうがない。
布団から10センチ程浮いてる気がして、このまま離脱してみたいと思ったが、修行が足りないのであろうか離脱はかなわず着地に至った。
(※個人の感覚です)

この時たいそうリラックスできたので、その後も空洞感味わいたいのだけど、なかなか上手くいかない。