しろにとっては難しい

食と旅行と夏山雪山。たまにゲームとか漫画とか

アメリカのamazonでPIEPS DSP SPORTを買いました。

スノーシュー買ったので次はアバランチビーコン。普通に買うにはかなり躊躇してしまうお値段である。どうにかしてリーズナブルに入手したい。となるとやはりアメリカのamazonの出番。

前回の反省から、amazonの出品だと日本まで直送してくれるのでマーケットプレイスじゃなくてamazon本体の値段で安くならないかなーと気長に待つこと数ヶ月。

10月に入って250ドル切ったタイミングがあったので、これはと思いカートに入れて決済直前まで進んでみると送料・税足して263ドルになった。

お届け予定は11月だけど、円高ドル安まだ続いてるはず、なんとかなるでしょ。勢いで買ってしまった。

 

そして、届きました!

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なんと10月中に届いた。すごいなamazonさん。

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箱の中身。説明書には日本語のページも付いてる。ステッカーはオマケだろうか。

 

ドル建てで払ったのでレートがちょっと心配だけど、これで晴れてレンタル卒業!

 

※電池出そうとして蓋を外すのが大変だったので思わず追記。

ちょうど合うマイナスドライバーが無かったのでペンチでぐりぐり。コインだと外せない気がする。。。

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筑波宇宙センター特別公開

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前日からつくば入りして開場15分前に到着。開場を待つ長い列。大変な人気ぶり。

今日は特別公開なので、普段は入れないエリアや建物に入れちゃうのである。わーい! 

 

まずは宇宙ロボット実験室。

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ローバー

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不思議な立方体ロボット。角で立つのスゴイ。

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 その後人工衛星や宇宙服の展示を拝見(

スペースドームにあるものとはまた別だそう)

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説明してくれた方が、『宇宙兄弟でムッタが手をついて覗き込んだ宇宙服は養成棟にある』と教えてくれた。

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これですね!

養成棟では宇宙食やホンモノの閉鎖実験施設も見れた。

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管制模擬体験見学コーナーに貼ってあったジーン・クランツ氏のお言葉。ためになる。

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建物の出口にアポ!かわいい。

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そして「きぼう」「こうのとり」の管制室も見学できた。中は写真撮影禁止なので建物写真。

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建物出てきたら講演会会場に向かう油井さん見かけました。講演会はサテライト会場で見れた。質問コーナーとか面白かった。

 

せりかさん!

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お土産はロケットパン!かわいい!

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大満足の特別公開だった。

 また来年も行きたいな。

 

 

初めての燕岳(燕山荘泊・往復)

出発直前まで迷っていた。

何を迷っていたかというと、高機能タイツ履いてくかどうかである。

 今回は夜行の毎日あるぺん号に乗るからにしてきっちり締め付けられては一睡たりともできない。(確信)

世の中の皆さんはどうしてるのだろう。。。山慣れしてる人はこんなこと悩んだりしないのかしら。どっかでタイツ履くタイミングあるかなー。

まぁそんなことは杞憂で、夜行バスは1人で2席使える状態かつ真っ暗だったので到着前に席でもぞもぞタイツ履きました。

 

有明荘で降りたのは自分含めて2人、下山後の着替えを預けてから朝ごはんのおにぎりを食べる。もう1人の方は有明山日帰りだそう。早くも強者に出会ってしまった。

 

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中房温泉から登山開始。朝まだ6時過ぎだ。燕岳は初めてなのだが、初っ端から急登があるようなので、まずはゆっくり歩き出す。 

第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋までひーひー言いながらもそこそこ順調に上がった。ベンチ毎におにぎり半分ずつ補給してシャリバテ防止につとめる。登る人もたくさん、下山してくる人もたくさん。道を譲り合いながらの道中。

 

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夏の合戦小屋ではスイカが食べられるそうだけど、もはやスイカの季節は遠に過ぎ去り、豚汁をいただく。ちょっと濃いめだけどほっこりするわー。

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ここでしばしゆっくりすれば良かったのだがせっかちな自分はいつも通り10分足らずで出発してしまった。

 

その後、凄まじい睡魔で全く足が進まなくなりまさかの大ブレーキ。

夜行バスの影響もあったと思うのだけど、たぶん高度順応しなかったための高山病。。。

ちーん。

もっとゆっくりすれば良かったのだ。

しかし時既に遅し。

燕山荘への最終工程は歩いては止まり、また少し歩いては止まりと、亀の如き歩みで、眠気で朦朧としていた。

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稜線が少しずつ見えて来て槍様があんなとこに!

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本日のお宿、燕山荘。見えてからが、もう遠くて遠くて、辛かった〜。

 

合戦小屋からのコースタイム大幅に遅れたけど、なんとか根性で燕山荘にたどり着いてチェックイン。お部屋の案内までまだ時間があるとのことで、カフェでココアを飲んだ。

 少し眠気も落ち着いて、今日中に燕岳登頂行けそうな気力が湧いてくる。単純!

 

お部屋に案内してもらい、サブザックに荷物を入れ替えて、いざ燕岳へ!

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疲れは取れておらず、またもや息を切らしながらゆっくり登る。

 

そして。。。

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燕岳登頂!うおお。良かった〜。一時はどうなることかと思ったよ。

 

いるか岩と槍様

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めがね岩

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遠くに見える赤い屋根の燕山荘

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雷鳥さん!

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燕山荘では、夜ご飯の後にオーナーのお話とホルン演奏も聞けた。お話がとても上手で啓蒙(&営業)を絡めたいろんなエピソードがどれも面白かった。 クマの話とかもっと聞きたかったなw 冬山も良さそうだなぁ。

 

夕焼け

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ご来光

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登りはほんと不甲斐なかったけど、燕岳山頂に着いてぐるりと周りを見渡したら、雲海の上に堅牢な山並みがどこまでも続く絶景で、登りの苦労なんて綺麗さっぱり全て吹っ飛んでしまった。

 

また来よう!

 

下山後の有明荘の温泉が最高でした。

 

■今回の気づき

・ハイドレにすればよかった

・もっとエコに登らねば

・前泊推奨

・せっかちは高山病のもと

宇宙兄弟

Amazonまとめ買いセールで28巻まで大人買い

くぅ。

しびれる面白さ。

そして度々泣ける。

 

子供の時に出会えたら、などと今更負け惜しみのように言ってもカッコ悪いだけであるが、子供の頃こういう漫画に出会えてたらよかったとしみじみ思える。

 

いろんな葛藤の中で自分の夢に向かって生きていく姿が清々しい。大人の自分も励まされる素敵な作品だ。

 

そして、もとつくば市民としては、子供の頃から慣れ親しんだ(というか日常の風景の中にあった)宇宙センターが出てきて嬉しい。

日本の宇宙開発の最先端に挑む人々のほんと近くにいたのだなぁ。

そういえば見学コースリューアルしてからまだ行ってないから、久しぶりに見学申し込んでみようかな。

 

 

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『シドニアの騎士』

2016年夏・自分主催SF漫画祭りも佳境に入って参りました。ここで満を持して『シドニアの騎士』の登場です!

 

播種船シドニアをガウナの脅威から守るため日々戦場に赴く衛人というロボットの操縦士達。

先に読んだ『BIOMEGA』『BLAME!』のダークでハードな世界観とは打って変わって、爽やかというか読みやすい雰囲気である。

とはいえ丹念に描き込まれたシドニアの街中の様子は安心のクオリティだし、建物や風景などちょっとノスタルジックな趣きもあって見ていて楽しい。

もちろん主人公の谷風長道が操縦するロボット『衛人』の造形もカッコいい。掌位した時の連結した状態は、なるほどーと思わず唸ってしまった。

日常パートも王道路線でちょっと学園モノみたいなエピソードがあったりしてニヤニヤしてしまう。女子の光合成にばかり出くわしたりとか、長道を意識してる女の子達とシェアハウスしたりとか、うらやまけしからんぞ長道。

女子の中ではつむぎが圧倒的にかわいい。あんなかわいい触手が過去にあっただろうか。長道とつむぎの居住区デートの回すごく良かった。長道の言葉とつむぎの表情にじーんときてほんと泣けた。

 

その後、シドニアとガウナの最後の戦いまで緊迫感ある場面が続き、はらはらしながらも、圧巻の大団円の最終話。

つむぎはあの姿でなくて残念だけど、ハッピーエンドで良かった。

大変満足お腹いっぱい。

アニメも見てみたい。

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『BLAME!』

なんと言葉が見つからない。最後まで読んでたいそう打ちのめされてしまった。

『探索者』霧亥と一緒に辿る道程は、行けども行けども朽ち果てた配管と重なり合うダクト、悪夢のように連なる入り口と階段、その真ん中の空洞と暗渠に満ちた世界だ。たまに塔の頂上、開けた場所に出ても超構造体の門は固く閉ざされ駆除系が待ち構える。永遠に続くかと思われる終わりの無い階層。

何回か繰り返して読んでいると、回を増す毎に台詞ではなく絵のディテールでストーリーが進行していることに気づく。

例えばそれは正体を現したサナカンの硬い外殻の様子であったり、硅素生物の使う空気を切るような鋭い武器の軌跡であったり、駆除系に抗う霧亥の瞳の光彩の色であったり。

息を詰まらせ目を凝らしてコマを辿る。

霧亥は階層を上がって戦いに慣れて行くにつれ、最初は華奢な雰囲気だったのが、目付きの凄みと強靭さを増していく。シボと分かれてからは言葉も減り、ただ鋭い眼差しだけが霧亥を霧亥たらしめているかのようだ。

最終話まで読んでも霧亥が結局どうなったのかは判然としない。ただ無事を祈って息を吐くしかない。

そしてその行く末が気になって、また最初に戻り霧亥とともに探索を始めてしまうのだった。この頃には文字通りすっかりハマっている。

 

アニメ化されると聞いてこの閉塞感をどのように描写するのか興味津々である。

 

 

 

 

 

 

夏だよSF漫画祭り『BIOMEGA』

iBooksで『EDEN』全巻大人買いしてからSF漫画の果てしない可能性に今更気づいてしまった。

SF漫画のサンプル巡りをしてて気になった『ALL YOU NEED IS KILL』も全2巻読んだのだけどタイムリープものにはあまり食指が動かない。

ならば、弐瓶勉氏の作品はどうだ。今までちょっと横目で眺めて素通りしてたけど、今年の夏はSF漫画祭りなのでいってみよう。

 

で、まずは『BIOMEGA』である。

  

 

うっ。なんというか、悪夢。

ほぼ黒で塗り込められた絵のナイトメア感半端ない。ウィルスに侵された人々=ドローンはまぁ気持ち悪いが、衛生局の巡回査察員がドローンに輪をかけておぞましい雰囲気醸し出してくるのでたびたびクラッとします。

主人公庚造一の乗ってる重厚なバイクやカーダルの装束など硬く鋭い刃のような質感が強調される一方で、ゾンビの如きドローンが逆相写像重合体に取り込まれる時の生々しい肉の対比がこの世界観を作っているといっても過言ではないだろう。ちなみに、この対比は擬音でいうとガギィィーーーンvsグニュルルルゥみたいな感じ。絵面はお察しの通りえぐみ高め。

 

しかし復物主の創造した世界に舞台が移ると少し雰囲気が変わってきて、造一もちょっと人間味増してくる。ヤーを奪われて怒り真骨頂の様子や、ジブリのポニョみたいに小さくてかわいいフニペーロを守りたいという表情が新鮮だ。

んですっかり忘れてたけど熊のコズロフさん。庚班以外で一番親近感覚えるのはあなたです。後半で出てきて超安堵した。生きてて良かった。

 

何回か読み返すうちに目が慣れて行間読めるというかだいぶ内容に付いていけるようになった。これは中毒性あるなぁ〜。

 

次は『BLAME!』にいってみたいと思います。